宇宙が暗い理由

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土曜日は、ご縁があって静岡県西部高等学校演劇協議会の講習会で講師をやらせていただきました。
内容は、ただ遊んだだけ(おい

実際、あまり理論的な事はせず、鬼ごっこしたり、ゲームをしたり。
本来演劇って、子供の頃にやっているごっこ遊びの延長にあるので(もちろんそうでない部分もありますが)
どんなに技術を身につけても、相手を楽しませよう、自分が楽しもうと思わなければいいものにはならないと考えています。

うれしかったのは、最初は緊張していたらしい生徒さん達が最後は大笑いして終わった事。

一時間という短い時間でしたが、楽しかったなー。

この中から、未来のスターが出てきたりしてね。
とても素敵な時間でした!

その後ちょっと打ち合わせをして、途中にふと五島公民館の天文台によって見ました。
ずーっと興味があったので念願の天文観察会にちょっとだけ参加してきました。

天気が怪しかったのですが、奇跡的に雲が晴れ、月と均整と土星がばっちり見えました!

久しぶりに見た月の表面は大迫力で、神々しいという言葉が当てはまる静寂の世界。
そして、初の天文台体験! 驚くほどはっきりと土星がスコープの中に映りました!


土星


宇宙なんて遥か遠くの世界のように感じるのに、その星は確かに「そこにある」のです。

年甲斐も無く感動してしまいました。

会場にはたくさんの子供達は参加していて、星の名前を叫びながらキラキラした笑顔で騒いでしました。
この子達が大人になる頃、宇宙はもっと身近になっているのでしょうか。

未来は暗いという考えは、かなり昔からフィクション、ノンフィクションでも語られています。
それは本当でもあり、嘘でもあります。
人それぞれが自分の利益を優先して合理化と利権にしがみつけば、ただお金を生み出す抜け殻のような技術だけが残り、
この先30年程度しか残らない花火のような、世界の資源と知識を消費してやがて衰退するでしょう。
ですが、利益の先にある「誰か」のために動けば、それは永遠のサイクルに乗る事が出来ます。

悲しい事に、特に日本の教育は「人と同じであれ」「大きな物にはまかれろ」という考えを植え付けられます。
でもこれからは「奇人変人でいること」を恐れない方が、明るい未来に向かっていけるのではないでしょうか。

「演劇がやりたい」
「そんなものなんになるの? 早く就職しなさい」
「宇宙の研究がしたい」
「もうからないよ。公務員をめざしなさい」

こんな極端な会話が今あるかは解りませんが。
我々大人(かどうか怪しいところもありますが)の役割は、子供達が「奇人変人で居られる」環境を作ることではないでしょうか。
誰だって子供の頃は、何でも知りたかったんです、どこにでも行きたかったんです、何でも触りたかったんです。
その創造性を潰さない事、潰さなくていい世界を作る事が、明るい未来への道。

「オルバースのパラドックス」という物があります。
「宇宙には無数の星がある。一つ一つが太陽なみに明るいのに、なぜ宇宙は暗いのか?」

最近だと「ダークマター」等色々言われていますが、一つの答えて押しては、
「宇宙が光の早さで膨張しているから」です。

宇宙が光で埋め尽くされ、その光が届く前に宇宙が大きく広がっているのです。

今の未来は暗く見えるかもしれません。
でも光で満たされています。
そして一見暗く見えるのは、無限の彼方へ広がっているからなのです。


なんつって



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